先生、将来のためにiDeCoもNISAも始めたいけど、お金がありません!
千春さんのようにお金がないからとiDeCoやNISAの積立が始められない人が多いけど、iDeCoもNISAも家計を見直すいい機会なのよ。
今の世の中、働いてもなかなかお給料が上がらないし、物の値段は上がっていくしでなかなか資産運用にまでお金が回せないとお悩みの方が多いですね。
そんな時こそ、家計を見直すいい機会です。
厳しい家計の中から積立てるお金をひねり出す方法を考えましょう。
iDeCoやNISAで積立てるお金をひねり出す方法あれこれ
実は、iDeCoやNISAで積立てるお金をひねり出す方法にこれといった特効薬のような秘策はありません。
いきなりガッカリさせてすみません。
ただ、iDeCoやNISAでの積立ては将来のためにとても大切なものなので、ぜひ優先順位を上げて実行してほしいのです。
そのためにすべきこと、考えるべきことをお伝えします。
iDeCoやNISAを検討する時こそ家計見直しのチャンス
まずは、iDeCoやNISAを検討する時こそ家計見直しのチャンスと考えてください。
節約はもちろん、ムダな保険に入っていないかなどをチェックしましょう。
もし、今現在の貯蓄が全くできない状況の場合は家計簿でムダ遣いをチェックします。
家計簿をつけていない方は、ムダの元凶を探るため2ケ月から3ケ月は家計簿をつけてみてください。
ご自分のお金遣いのクセがわかればずっとつけなくても大丈夫です。
それから、毎月のお金のやりくりで残ったお金を貯蓄しようとしていませんか?
この方法でお金を貯めることができるのは相当意志の強い人です。
普通の人にはムリだと思ってください。
ええっ、そうなんですか?
100年ほど前に書かれた名著「バビロンの大富豪」をご存知ですか?
その中に「収入の1割を貯蓄に回す」という教えがあります。
つまり、お給料が入ったら決まった金額を貯蓄なり運用なりに回して残ったお金で生活するようにしなさい、ということです。
この「先取り貯蓄」というやり方こそが特に意志が強くない一般人がお金を貯めるために必要な考え方です。
ただし、先取りした金額が多すぎると生活ができなくなってキャッシングなんてことに。
そうならないために可能な金額をよく考えることが大切です。
収入が少なくてぎりぎりの人でも1割、そうでなければ可能な限り金額を増やします。
ムダな保険を見直す
子どもの教育費はNISA、老後資金はiDeCoを使ったほうが保険より効率的にお金が準備できます(1990年くらいのいわゆるお宝保険は解約しないほうがいいと思いますが)。
それから、医療保険は費用対効果の面であまり意味がありません(保険会社が一番儲かる商品)。
その分の保険料は運用に回したほうがいいでしょう。
共働きで収入確保
節約は大切ですが、支出をゼロにすることはできません。
多くの家庭の家計の見直しのアドバイスをしていますが、収入が絶対的に足りないケースも。
例えば、子どもが3人いるご家庭では年収1000万円でもそれほどラクな生活にはなりません。
できれば、女性は結婚する時に寿退社はやめてキャリアを重ねていくのがベターです。
また、ワークライフバランスのためにフリーランスでお仕事を続けることもいいでしょう。
夫婦で家事を折半にするのは今や当たり前。
厳しいようですが、その価値観が共有できない人はパートナーには不適格と心得ましょう。
先生、私もワーキングマザー、がんばります!
千春さん、応援してますよ。
中には夫が転勤族で働きに出にくい、などの場合もありますね。
今は、在宅でもランサーズなどで収入を得ることもできます。
内職程度から、動画編集やプログラミングなどスキルを磨けばそれなりの高収入になる仕事もあります。
あなたのスキルを見直してやれそうなことを考えてみませんか?
まとめ
いかがでしたか?
結論から言うと、「先取り貯蓄(運用)」と「収入の確保」が大事ということです。
先取り貯蓄は簡単で拍子抜けするかもしれませんが、できていない人も多いです。
バカにしないで取り組んでくださいね。