- リミックスでんきの料金は地域電力会社の基本料金・従量料金から5%offというわかりやすい料金設計で誰でも料金が安くなる
- リミックスでんきの料金は業界最安ではないが、電気の使用量が少ない人でも電気料を下げることができる
- リミックスでんきには電気料の割引分で仮想通貨をもらうプランがある
こんにちは、ファイナンシャルプランナーのうりぼうです!
今回は次のような疑問にお答えする記事を書きました。
「電力会社を新電力に変えたいけど、リミックスでんきってどうなの?」
「どんな人に合ってるの?」
「メリット・デメリットは?」
電力会社の切り替えを検討中で、リミックスでんきに興味のある人は参考にしてくださいね。
リミックスでんきってどんな会社?
リミックスでんきは、株式会社リミックスポイントが運営しています。
2018年より一般家庭や消費電力の小さい施設への提供が始まりました。
株式会社リミックスポイントは東証二部に上場している安定感のある企業です。安心して利用できる会社といえます。
リミックスでんきの評判は?
WEB上でリミックスでんきの評判を調べましたが、残念ながらあまり多くの口コミがありませんでした。
見つかった口コミの中には
- 「1人暮らしの電気料金が安くなった」
- 「電気の利用状況のレポートがほぼリアルタイムで確認できる」
- 「ビットコインが実際にもらえた!」
などがありました。
リミックスでんきの電気料金のプランはどうなっている?
リミックスでんきの料金は、地域電力会社(東京電力、関西電力など地域ごとに従来から電力を供給していた会社)の基本料金・従量料金からそれぞれ5%OFFというシンプルなものです。
上記の例は、東京電力エリアの月50A契約で月450kwhの利用です。
これだと4人家族の冬場という感じになります。
地域電力会社の料金をベースに5%引きなので、地域電力会社からの切り替えの場合は必ず料金が安くなるのが大きな特徴です。
※料金は2021年2月現在のものです。
リミックスでんきが最安というわけではない
「必ず安くなる」というのは大きなアドバンテージですが、リミックスでんきは業界最安かといえばそういうわけではありません。
たとえば上記の例で、とにかく安いと評判のエルピオでんき(スタンダードSプラン)の料金と比較してみましょう。
東京電力 | リミックスでんき | エルピオでんき |
---|---|---|
13,167円 | 12,507円 | 11,617円 |
やはり評判通り、エルピオでんきは安いですね。
地域や家族構成(契約アンペア数)によって違いはありますが、電気を多く使うご家庭ではエルピオでんきが安いようです。
この記事のポイント 自分に合った料金プランを選ぶためには、現状の料金単価や電気の使用量を確認する 料金プランは家族構成やライフスタイルによって最適なものを選ぶ すべてのケースで料金が安くなるわけではないため、シミュレーシ …
リミックスでんきが安くなるケース
リミックスでんきとエルピオでんきでは料金のシステムが違うため、どんなケースでもエルピオでんきが安くなるわけではありません。
たとえば電気の使用量が少ない場合、エルピオでんきではメリットがない場合があります。
東北電力エリアの月30A契約で月150kwh使用のケースで比較してみましょう。
この例は1人暮らし世帯というイメージです。
東北電力 | リミックスでんき | エルピオでんき |
---|---|---|
3,979円 | 3,780円 | 4,256円 |
この例では、エルピオでんきは東北電力より高くなりますが、リミックスでんきは安くなっています。
リミックスでんきは地域電力会社の料金をベースにした定率(5%)の値引きにより、メリットの出にくい単身世帯など電気の使用量の少ないケースでも確実に電気料金を安くすることができます。
リミックスでんきだけの仮想通貨付与プランとは?
リミックスでんきには驚きの料金プランがあります。
それは、料金割引の代わりに割引額相当の仮想通貨を付与するプランです。
リミックスポイントは仮想通貨交換所(株式会社ビットポイントジャパン(以下「BPJ」)を運営しており、現在付与されている仮想通貨はビットコインです。
仮想通貨付与プランのしくみ
仮想通貨付与プランの電気料金は地域電力会社の料金と同額になります。
料金割引プランと同様の地域電力会社の料金の5%分の仮想通貨を付与するしくみです。
仮想通貨付与プランを利用するためには、BPJに口座開設をしなくてはなりません。
仮想通貨をもらうには
仮想通貨付与のベースは「リミックスでんきポイント」を使用します。
リミックスでんきポイントは、毎月の電気料金を1円=1ポイントとして算出します。
仮想通貨への換算レート確定日において保持しているリミックスでんきポイントに応じて,換算レートにより換算された仮想通貨を,仮想通貨送付日に顧客の BPJ 取引口座に送付することになっています。
仮想通貨の送付は年2回、6月と12月です。
電力会社切り替えで浮いたお金をどうするか?
ところで、ここであなたにお尋ねしたいことがあります。
電力会社を切り替える目的は、電気料金を節約して手元に残るお金を増やすことですよね?
そして、そのためにいろいろな節約をしているのではないでしょうか。
であれば、節約で浮いたお金はどうしていますか?
たとえば先ほどの東京電力エリアの月50A契約で月450kwh利用の例だと、東京電力からエルピオでんきに切り替えた場合の月当たりの電気料金の差額は1,550円です。
1年分で18,600円です。
これくらいはっきり差があればいいですが、東北電力エリアの月30A契約で月150kwh使用の東北電力とリミックスでんきの差額は月額で199円、年額2,388円です。
節約は積み重ねなので金額は少なくてもいいのですが、節約したお金をどうするかを意識しないと、なんとなくなくなってしまうものなのです。
なので、リミックスでんきの仮想通貨付与は、節約分を目に見える形で貯められる画期的なしくみだと思います。
仮想通貨がよくわからなくてもとりあえず保有しておこう
でも、「よくわからない仮想通貨なんかもらっても」と思う人もいるでしょう。
仮想通貨の歴史は浅く、代表格のビットコインの誕生も2009年です。
仮想通貨は形はないけれど「価値を持ったデジタルデータ」です。
ビットコインは金をモデルに作られたと言われています。
金は世界中どこでも公正な価格で取引される「世界共通の通貨」のような性質を持っています。
ただ、金はかさばるし重い。
実体を持たないビットコインは金のそのような弱点を解消した金融商品です。
私は仮想通貨の誕生は「歴史的必然」だと考えています。
まだまだいろいろな問題も起きていますし、値動きも激しいです。
しかし、つい最近(2021年2月)にビットコインETFがカナダの証券取引所に上場されるなど、仮想通貨の重要性は増す一方といえるでしょう。
電気料の値引きの代わりに少額のビットコインをもらってずっと売らずに持っていてみてください。
きっと金融の世界の重要な変化を体験することができると思います。
リミックスでんきのメリット・デメリット
リミックスでんきのメリット
- 地域電力会社の基本料金・従量料金から5%offというわかりやすい料金設計
- 従来料金からの割引なので必ず安くなる
- 電気料金割引プラン以外に仮想通貨付与プランが選べる
- ネットで 30 分ごとの電気使用量がリアルタイムですぐに確認できる
- 最低契約期間や解約に伴う違約金なし
リミックスでんきのデメリット
- 安くはなるが必ずしも最安ではない
- 30Aからでないと契約できない
リミックスでんきで電気料金を節約して仮想通貨をもらおう
業界最安ではないけれど、必ず電気料金が安くなるリミックスでんき。
電気の使用量が少ない場合でもメリットが出るため、1人暮らしの人にはおすすめです。
もっと安い電力会社がある場合でも、仮想通貨付与プランを選べば長期的には仮想通貨の価値が上がってもっとおトクになる可能性もあります。
ただし、この部分については値上がりが保証されているわけではないので、あなたの判断で決めましょう。