iDeCoで節税できてもこれをやらなかったら意味がありませんよ!

iDeCoの最大のメリットは掛金が全額所得控除になること、とはこのブログでも何回もお伝えしています。

所得税の税率は所得によって変わりますので、メリットになる金額には個人差があります。

それでも、税引き後のお金で運用するより遥かに効率がいいことには変わりません。

ただし、節税できて増えたはずの「使えるお金」はどうしますか?

今回はiDeCoの節税メリットを最大限に生かす詰めの行動についてお伝えします。

iDeCoでいくら節税できるのかを計算してみる

最初にiDeCoの掛金を支払うことによる節税効果を計算してみましょう。

iDeCoで課税所得が減ることによって節税になるのは所得税、復興特別所得税、住民税があります。

iDeCo関係のサイトに無料で利用できるシュミレーションがあるので使ってみましょう。

このサイトで計算できますよ!

例えば、課税される所得金額が300万円で毎月iDeCoに20,000円、年間240,000円の掛金を払った場合の年間の節税額は36,000円になります。

つまり、240,000円の掛金を払って36,000円の利益を得たことになります。

これを利率に換算すると

36,000円 ÷ 240,000円 × 100 = 15(%)

15%!

当然ですが定期預金の金利とは比べ物にならないし、投資信託の運用で15%の運用益を出すのも不可能ではなくてもかなり難しいところです。

いかがでしょう。

iDeCoの節税メリットというのはかなりのインパクトがあると思いませんか?

うりぼう

iDeCoの節税メリットってホントにすごいでしょう!

減税になったお金をどうするかが大事

ところで、iDeCoによって減税になったお金はどのように受け取るのでしょうか?

会社員であれば年末調整によって還付という形で受け取ることができます。

ところが、自営業など確定申告をする場合は、最終的に還付になる場合もありますが、それは少数のはず。

多くの場合、「納める税金が減る」という形になり、実際にお金を受け取れるわけではないことに注意が必要です。

先ほどの例のとおり、軽減される税金が36,000円だったとします。

還付でお金を受け取れば、そのまま貯金するとか、何か投資信託を買う、なんてことができます。

けれども、税金が軽減された場合は「iDeCoでいくら減税になったか」なんて意識せず、なんとなく生活費に使われておしまいになってしまいがちです。

せっかくiDeCoで浮いたお金、有効活用できなくてはもったいない!

最低でも預貯金、できれば何か運用商品を買って、形にしましょう。

もちろん、他に有効利用する用途があればそれに使っていただくのは大いに結構。

そのために、確定申告をする人はiDeCoによる減税額を必ず確認するようにしてください。

(確認方法はこのサイトで計算すればいいんですよね!)

そしてその金額分は意識して貯蓄なり運用なりに回す、これがとても大事だということです。

うりぼう左

ただ節税になるといってもそのお金を生活費に回したりしたら何も残りませんからね。私も年末調整で還付されたお金で投資信託をスポット購入します。