預貯金はインフレに弱い!資産を守るには運用が必要

資産運用というと「お金を増やす」というイメージがあると思います。

実は、資産運用の目的はそれだけではありません。

資産運用には「資産を守る」という目的もあります。

確かに預貯金ではお金は減りませんね。

でも、お金の価値までは守れるでしょうか?

今回は資産の敵、インフレについてお伝えします。

あなたの資産を襲うインフレの恐怖

まずはこの画像をご覧ください。


千春

え、この子どもが積み上げているのはもしかして札束ですか!?


みさえ

よくわかったわね。この写真は第一次世界大戦後のドイツでハイパーインフレが起きた時のものなの。


戦争に負けたドイツが賠償金を支払うためにハイパーインフレが起きたと言われています。

1年以内の短期間に物価がなんと384億倍になったそうです。

ハイパーインフレとは、インフレの概念が意味をなさなくなるくらいに、物価が激しく上昇することを言います。

このような激しいインフレになったら、1億円の預貯金さえ何の意味もなくなってしまいます。

現在、世界ではベネズエラがハイパーインフレになっています。

過去には太平洋戦争後の日本もハイパーインフレに見舞われました。

なので、将来においても(ここまで極端でなくても)インフレが起きることは想定しなくてはなりません。

インフレになったら実質の資産価値は目減りする

日銀が目標にしている2%のインフレが30年続いたとすると、今の1000万円の価値は30年後には550万円になってしまいます。

現実に2018年、2019年と1%前後のインフレ率で推移しています。

そして、消費税も増税になりました。実質のインフレです。

それに対してあなたの収入は増えているでしょうか?

やはり、将来のための資産作りにおいては最低1%のインフレ率は織り込んで考えるべきです。

インフレに強い資産には何がある?

預貯金ばかりでは資産を守れないとなると、どんなもので運用すればいいのでしょうか?

株式

株式はインフレに強い資産と言われています。

インフレになると企業の業績や財産価値の名目上の金額が上がりますので、株価もそれに連動して上がります。

ただ、単一の銘柄を大量に持つと、倒産した場合のリスクを負います。

かといって多くの銘柄を持つには大金が必要になります。

そこで、投資信託などを利用すれば投資先を分散することができます。

外貨

インフレになると通貨の価値が下がります。

相対的に外貨に対して円安の状態になります。

米ドルやユーロを持つのは通貨分散という意味でもメリットがあります。

外貨を持つなら外貨預金より外貨MMFがおススメです。

不動産

インフレは物の価値が上がってお金の価値が下がります。

ですから、不動産はインフレに強い資産と言えます。

ただし、現物の不動産に投資するのは相当な勉強をしないと業者にカモにされてしまいますので、注意が必要です。

金は世界のどこでも公正な取引が行われるいわば世界共通の通貨です。

ただ、金を持っていても利息が付くことはありません。

資産の一部を金で持つことは資産を守るためには有効です。

日本は将来インフレになる可能性が高い?

日本は将来インフレに振れる可能性が高いと考えます。

その理由は

  1. 日本の国債発行残高は1兆円を超えており、まともに債務を減らすことは不可能。そのためにインフレを起こす可能性が高い。
  2. 日本は食糧自給率が低いなど多くの必需品を輸入に依存している。しかし、世界の人口は増えており物の需要も増えている。輸入品の物価は長期的には上昇傾向になり、インフレが生じやすくなる。

などです。

急激なハイパーインフレに対応するのは難しいですが、1年に1%程度のインフレには意識さえすれば十分対応することができます。

千春

金額としてお金が減らなくても価値が減ってしまうのは怖いことですね。

みさえ

でも、簡単な方法で資産を守ることができるから、これから勉強していきましょうね。